【体験談】医師に相談しづらいデリケートゾーンのおでき|うまく伝えるためには?

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今回は少し勇気を出して、デリケートゾーンのおできを医師に相談する難しさについての体験談を記録しておきます。

デリケートゾーンに違和感を感じたとき、正直なところ「おでき」を正確に伝えることの難しさを抱えていました。

でも、適切な治療を受けるためには、思い切って自分の「おでき」を医師に伝える必要がありますよね。

今回は、私が医師に相談するときに工夫したことや、役立った具体的な方法についてお話しします。

「手鏡を使ったセルフチェックのコツ」や「写真やメモを活用するポイント」など、実践的なアプローチも紹介しています。

同じ悩みを抱えている方の参考になれば嬉しいです。

このブログについて
  • 10年以上デリケートゾーンのおできに悩む
  • 「粉瘤」や「化膿性汗腺炎」と診断され治療中
  • 手術への不安や悩みを配信
  • 再発リスクの葛藤 など

同じ悩みを持つ方に向けて「体験談」を発信しています。

治療のぼやきについては「note」で絶賛公開中です。

※この記事は筆者の個人的な体験に基づくものであり、医学的な助言を提供するものではありません。
治療についての詳細は医療機関に相談してください。

目次

「デリケートゾーンのおでき」医師への相談が難しかった理由とは?

私は総合病院の皮膚科を受診した際、私は腫れや痛みの程度、膿の有無などを医師に細かく説明することに不安を感じていました。

その理由として、以下の点が挙げられます。

  • 触ると「おでき」の存在は分かる
  • 目視では確認できない位置にある
  • 自分の部位に対する嫌悪感があり、直視するのが難しい
  • 予約時には「おでき」ができていない
  • 初診時の症状が痒みだけだった

おできが「赤いのか白いのか」も分からず、結果的に色や見た目などが正確に把握できていませんでした。

そんな不安を抱えていた私に、医師から次のようなアドバイスがありました。

デリケートゾーンのおできを正確に伝える3つの方法

医師から教わったのは、以下の3つの方法です。

実際に試してみた体験談をお話しします。


鏡で患部を確認する

手っ取り早いのが「手鏡」を使って患部を見ることです。

最初は少し抵抗がありましたが、やってみると意外と簡単でした。

デリケートゾーンを見るのは抵抗あるけど…

同じように感じている女性は意外と多いので、「私だけかな?」と悩まなくても大丈夫ですよ。

メリット
  • 手軽に確認できる
  • 具体的に分かる
  • プライバシーを確保できる

自分でおできの状態を確認できるので、「おできの大きさ小豆大」や「腫れがある」など、具体的にチェックできます。

お風呂上りなどに、ササっとチェックできるのもポイントです。

一方でデメリットもあります。

デメリット
  • 鏡によっては片手が塞がる
  • 光に反射して見えにくい
  • 目が悪い人は圧倒的に不利

手鏡の場合は片手がふさがるので、奥の方や内側にできている場合は、見えにくいかもしれません。

鏡を使う場合は、角度や光の具合によっては患部を正確に観察できないことも。

反射して良く見えないケースもあります。

照明の真下だと反射して見えにくいので気をつけてください!

デリケートゾーンを確認する場合、視覚的な刺激に対して不安を感じることもあるため、段階的に慣れていきましょう。

直接見ることに抵抗がある場合は、最初は鏡を少し離した状態で確認し、徐々に距離を近づけるなど、自分のペースで進めてください。

患部の写真を撮る

医師からおすすめされたのですが、見えない位置に「おでき」ができた場合は、スマホで患部を撮影して確認するという方法です。

でも勇気がいるよね?

正直、最初はとても抵抗がありましたが、勇気を出して試してみました。

プライバシーに配慮する必要はありますが、スマホで自分のデリケートゾーンを撮影することは可能です。

正直、最初はちょっと抵抗がありましたが、試してみると位置や大きさが確認できるので助かっています。

メリット
  • 高画質で撮影できる
  • 記録が残せる
  • タイマーで撮影できる

スマホで撮影する場合は、鏡よりも高画質で撮影できるため、患部の状態をはっきり確認できる点にあります。

記録が残せるので、医師に相談するときにも役に立つと思います。

鏡とは違って、タイマーで撮影できるため無理な姿勢を取らなくても患部を確認できます。

メリット
  • プライバシーのリスク
  • データ管理の手間がかかる
  • 慣れるまで撮影が難しい

一方で、スマホに写真が残ってしまうため、誤って他人に見られたりクラウドにアップロードされるリスクも。

意図しない場面でデータが露出する恐れがあります。

スマホに写真を残しておくのは少し不安でしたが、不要な写真はすぐに削除し、クラウドにも保存しないように気を付けました。

またスマホを固定するのが難しく、ブレたりピントが合わない場合もあげられます。

メモを取っておく

鏡や写真を撮ることに抵抗がある場合は、症状をメモにまとめる方法もOKだそうです。

これは一番気軽に始められました

記録例
1月13日(水)右側の陰部に違和感(痛みのレベル:10段階のうち2)
1月14日(木)塗り薬開始(痛みのレベル:10段階のうち3)
1月15日(金)右側の陰部が痛い(痛みのレベル10段階のうち5)
1月16日(土)右側の陰部が痛い(痛みのレベル10段階のうち6)
1月17日(日)夜におできが潰れる(痛みのレベル10段階のうち0)

メモと一言で言っても、残し方は複数あります。

  • 手書き
  • スマホのメモアプリ
  • スプレッドシートやドキュメント

メリット
  • 記憶の補助になる
  • 見直しができる
  • 自己管理の向上に役立つ

メモは、忘れがちなことや複雑な情報をすっきりまとめられる利点があります。

症状や状況をメモしておけば、医師への説明がスムーズになるでしょう。

メモは時間が経っても記録を振り返えられるため、おできが出来たときの体調の把握などにも役に立ちます。

私は「X」などでも記録を残しています

メリット
  • 手間がかかる
  • 内容が曖昧になりがち
  • 紛失のリスク

一方で、メモを取る習慣がない方や文字に自信がない場合は、負担に感じることもあるでしょう。

メモの場合は、型が決まっていなければ、後から見返したときにわかりにくい場合があります。

スマホのメモ書きを利用する方法もありますが、間違ってメモを消してしまうと記録した情報を紛失するリスクもあります。

どの方法を選んだとしても、視覚的な情報を記録するのは少し勇気が要りますが、腫れや炎症の状態は時間が経つと変化してしまうことがあります。

予約がとれないこともあるよね?

やはり写真や記録に残しておくことは、治療のために重要だと感じます。

デリケートゾーンのおできを実際に確認してみた!

私は医師から教わった方法を基に、自分のおできを把握する方法をすべて試してみました。

ここでは、その具体的な手順を解説していきます。

鏡でデリケートゾーンを確認してみた

最初に試したのは、手鏡を使って患部を見る方法です。

お風呂上がりに落ち着いた気持ちで確認することにしました。

ここでは鏡を使ってデリケートゾーンの患部を確認する具体的な手順を解説していきます。

STEP
環境を整える

プライバシーを確保する
落ち着いて確認できるプライベートな空間を選びましょう。

自宅のトイレや寝室が適しています。部屋のカーテンやドアを閉めて、安心して確認できる環境を作ります。

明るい場所を選ぶ
自然光や明るい照明の下で確認すると、患部の状態を正確に把握しやすくなります。鏡に光が反射しすぎないよう注意してください。

鏡を準備する
使いやすい大きさの手鏡や、角度を調節できる卓上鏡を用意します。鏡は清潔に保ち、事前にアルコールや除菌シートで拭いておきましょう。

STEP
体勢を決める

床や椅子に座る方法
安定した床や椅子に腰掛け、鏡を両足の間に置いて確認します。この体勢では手が自由に使えるため、位置を調整しやすくなります。

浴室で行う方法
シャワー後や入浴後に浴室で確認する方法もおすすめです。清潔を保ちてるので、安心して確認できます。

STEP
確認する

手を清潔にする
確認前に石鹸や消毒液で手を清潔にします。素手に抵抗がある方は、使い捨てのビニール手袋があると便利です。

患部を確認する
鏡を使いながら、患部の状態を目視で確認します。

以下のポイントに注目してください。

  • 腫れや赤みがあるか。
  • 痛みを伴う部分や硬さの変化。
  • 膿や分泌物の有無。
  • かゆみや炎症を感じる範囲。

鏡で確認中に強く触れたり、無理に広げたりすると、おできを悪化させる可能性があるので注意してください。

鏡で確認した結果、異常が疑われる場合や、おできが改善しない場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。

スマホでデリケートゾーンを撮影してみた

次に挑戦したのは、スマホでの撮影です。

正直なところ、最初は少し恥ずかしい気持ちがありましたが、やってみると驚くほど便利でした。

ここでは、デリケートゾーン(陰部)をスマホで撮影する際の手順を解説していきます。

撮影は医師におできを正確に伝えるための補助的手段です。撮影に抵抗を感じる場合は、文章で症状を記録する方法でも十分です。

STEP
準備を整える

プライバシーを確保する
撮影は完全にプライベートな空間(例:自宅の寝室や浴室)で行い、誰にも見られない環境を整えます。ドアやカーテンをしっかり閉め、安心できる状態を作りましょう。

スマホのカメラを清潔にする
スマホのカメラレンズをアルコールシートや柔らかい布で拭き、清潔な状態にします。これにより、撮影した写真がクリアになり、診断に役立つ画像を得られます。

明るい照明を用意する
部屋の照明を明るくするか、自然光が差し込む場所で撮影します。暗い場所では「おでき」がうまく写らない可能性があるため、十分な明るさを確保してください。

STEP
体勢を決める

床や椅子に座る方法
安定した床や椅子に座り、足を軽く開きます。スマホを下から患部に向ける形で構えます。インカメラにすると撮影が簡単です。

浴室で行う方法
入浴後やシャワー後に、浴室や脱衣室で撮影する方法もおすすめです。この場合、床が濡れていないことを確認してください。

STEP
撮影を行う

スマホのカメラを起動
スマホのカメラアプリを開き、インカメラを使って撮影します。スマホで撮影する場合はタイマーを使うと便利です。

機種によって異なりますが、基本的にスマホは「2秒」「5秒」「10秒」とタイマー設定ができます。

タイマーをセットしておきましょう。

スマートフォンのインカメラで撮影すると、鏡のように左右が反転して映ります。
これは、画面が鏡の代わりとして機能しているためです。
一方、アウトカメラで撮影すると、他人から見た自分がそのまま映り、左右は反転しません。この現象は「左右反転現象」と呼ばれています。
インカメラで撮影した場合は、左右を間違えないように気をつけましょう。

症状の中心を捉える
撮影したい所(例:腫れ、赤み、しこり、分泌物)が、画面の中央にくるようにカメラを調整します。

写真を複数枚撮影する
写真は角度や距離を変えて複数枚撮影しましょう。正面だけの場合、おできの凹凸があまり良く分からない場合もあります。

横やや斜めからなど、異なる視点で撮影することで、より正確に「おでき」を把握できる可能性が高まります。

ブレを防ぐ
撮影中にスマホがブレると画像が不明瞭になる場合があります。

手が安定しない場合は、スマホスタンドを使用すると良いでしょう。

STEP
写真を確認する

画像の品質を確認
撮影した写真が明るく、おできがはっきりと写っているかを確認します。不明瞭な場合は再度撮影してください。

不要な写真を削除する
使わない写真や不明瞭な写真はすぐに削除してください。

データが第三者に漏えいするリスクを避けるため、写真をSNSやメッセージアプリにアップロードしないように注意しましょう。長期間保存することにためらいがある場合は、撮影後すぐにプリントアウトし削除することをおすすめします。

私の中で「おでき」といえば、赤く盛り上がった湿疹のようなものだと思っていました。

実際に撮影してみると、平べったく凸凹した「おでき」で、私のイメージとかけ離れていたのです。

スマホで撮影すると、手鏡以上に詳細な状態が確認できました。

メモでデリケートゾーンのおできを記録してみた

おできをメモにまとめる方法は、一番気軽で継続しやすかったです。

ポイント

おできが現れた時期
「いつから痛みや腫れを感じたのか」を覚えておく。

おできができた場所
腫れや痛みが現れた場所を具体的に記録。
(例:右のわきの下、左側の鼠蹊部など)

痛みの程度
日常生活でどれくらいの影響があるかを言葉や尺度で表現。
(例:10段階で5くらい、動かすと痛いなど)。

炎症の変化
腫れや痛みが広がったり、膿が出たりした日や様子を記録。

過去の試した治療法
使用した市販薬や、冷やしたり温めたりした結果などもメモしておく。

記入例です

記録例
・開始時期:〇月〇日~1週間
・部位:右わきの下
・症状:小さな腫れがあったが、5日後に直径2cmくらいに腫れた。
・痛みの程度:じっとしているときは3/10、触ると8/10
・膿の有無:4日後に膿と血が出始めた
・試した対策:痛み止めを飲んだが効果なし

時間がたつと記憶が曖昧になるので、気付いたらすぐに記録するようにしました。

私は手帳に記録しています。

医師とのコミュニケーションを円滑にする方法

こうして整理した情報をもとに、実際の診察では次のような工夫もしました。

あらかじめ質問リストを作成する

「厚生労働省」によると、医療機関の診察時間について以下のような調査結果がありました。

初診・再来別にみた診察時間を総数でみると、「初診」の3分以上10分未満(50.3%)、「再来」の3分以上10分未満(50.9%)が最も多くなっている。

病院の種類別にみると、特定機能病院の「初診」の10分以上(39.8%)が多くなっている。

引用:「厚生労働省の診察までの待ち時間・診察時間(外来患者のみ)

つまり診察時間は初診・再来ともに、約5~10分程度と考えられます。

診察中に話したいことを忘れないよう、診察時には事前に質問リストを用意しました。

  • おできの原因は何か?(私の場合は免疫機能の異常と言われました)
  • 他の病気の可能性はあるのか?(私の場合は粉瘤と見分けがつきにくいとのこと)
  • 治療法や自宅でできるケア方法は?(私の場合は手術)
  • 再発を防ぐために何をすれば良いか?(私の場合は患部を清潔に保つこと)

質問リストを作成することで、診察時間を有効に使い、すべての疑問や不安を解消しやすくなります。

必要に応じて付き添いを依頼する

うまく説明ができないときや不安が強い場合は、家族や信頼できる友人に診察へ付き添ってもらうことも。

私は、総合病院へ受診するときのみ、家族に付き添いをお願いしています。

心理的な安心感を得られるだけでなく、医師とのやりとりを補助してもらう利点があります。

デリケートな部位の場合、女性医師を選ぶ、看護師の同席をお願いするなど、自分がリラックスできる環境を整える工夫も視野にいれましょう。

まとめ

デリケートゾーンのおできは、婦人科だけでなく皮膚科への受診をうながされる場合もあります。

デリケートゾーンのおできを医師に相談するのは最初は勇気がいりますよね。

私の場合は、手鏡やスマホでの撮影、メモなどを活用することで、自分の状態を正確に把握できるようになりました。

この経験を通じて、医師に相談する際のハードルが少し下がった気がします。

同じ悩みを抱える方にとって、少しでもお役に立てたら光栄です。

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