サンセベリアとサンスベリアの違い!どちらの呼び方が多いのか?

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「サンセベリア」と「サンスベリア」この二つの名前、どちらが正解なのか気になりませんか。

サンスベリアと呼んでいます…

今回は、サンセベリアとサンスベリアの違いについて解説していきます。

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目次

サンセベリアとサンスベリアの違い

まず、サンセベリアとサンスベリアの英語表記、学名、ボリューム数などを見ていきましょう。

サンスベリアの英語表記は?

サンスベリアは、英語表記で「sansevieria」です。

日本では、耳で聞いた発音をそのままカタカナにすることもよくあるそうです。

ローマ字読みにすると「サンセベリア」だね

本当は「サンセベリア」という呼び方が、もともとの名称に近いのかもしれません。

サンスベリアの学名は?

サンセベリアは、学名「Sansevieria trifasciata(サンセベリア・トリファスキアータ)」の属名部分をカタカナで読んだ名前が、一般的に使われる名前として広く普及しています。

サンセベリアの特徴を一覧表にまとめました。

特徴詳細
学名Dracaena trifasciata
シノニムSansevieria trifasciata
分類スズラン亜科(新エングラー体系ではリュウゼツラン科、APG IIIではキジカクシ科)
ドラセナ属
種類多年草
一般的な呼び名サンセベリア・トリファスキアータ(慣用的に単にサンセベリア)
標準和名アツバチトセラン(厚葉千歳蘭)
別名サンスベリア(慣用的な読み方)

各国では、各国では植物にその国固有の名前が付けられていて、自国の言語で呼んでいます。

植物を含むすべての生物には、世界中で共通の名前、つまり学名があります。

学名はラテン語で書かれていますが、発音に厳密なルールはありません。

同じ綴りでも、アメリカ英語で読んだり、ドイツ語で読んだりと、国によって読み方が違うことがあるのです。

早口で繰り返してみると、「サンスベリア」っぽくなってくるので、日本語としては「すべる」が発音しやすいのかもしれませんね。

どっちがどっちなのか分からなくなってきたね…

Googleの月間ボリューム数を調べてみると

「サンセベリア」と「サンスベリア」のGoogle月間検索ボリュームを表にまとめたものです。

植物名月間検索ボリューム
サンセベリア21,680
サンスベリア59,200

「サンスベリア」の方が月間検索ボリューム数が多いことがわかります。

一般的な使用や知名度において「サンスベリア」が、一般的なのかもしれません。

サンセベリア vs サンスベリア:どちらで呼んでいる?

園芸のプロは愛称か学名か

園芸のプロや愛好家は、どちらで呼んでいるのか調べてみました。

教育関連の活動を行う機関では、学術的な正確さを重視して「サンセベリア」を使用している様子です。

サンスベリアをメインに呼んでいる派

名前の呼びやすさから「サンスベリア」と表現している様子です。

検索で「サンセベリア」と入力しても、商品は出てきますので安心してください。

個人のYouTubeチャンネルでも「サンスベリア」と表記している方もいました。

Amazonや楽天市場などは、どちらの名前を検索しても商品が表示されます。

サンセベリア(サンスベリア)と、カッコ書きに分けて表記している企業もありました。

名前がふたつあると大変だね…

SNSではどちらが多い?

Instagramでは、「サンセベリア」は4.2万件。「サンスベリア」は8.1万件でした。

ハッシュタグ検索結果数
サンセベリア4.2 万件
サンスベリア8.1 万件

やはり「サンスベリア」と呼んでいる方が多い印象ですね。

サンセベリアと表記

サンスベリアと表記

両方記載している人もいたよ!

サンスベリアは「虎の尾」とも呼ばれている

サンスベリアは、別名「虎の尾(トラノオ)」とも呼ばれています。

緑色の濃淡と白い縞模様が「虎の尾」に似ていることから名付けられたそうです。

サンスベリアは1種類だけではなく、60~70種類もの品種があるとされています。

遺伝子変異や品種改良によって、日本で入手できない未流通の希少品種も存在していて、希少品種は高値で取引されています。

スクロールできます
商品種類評価
ローレンティースタンダードな種類。
幅広の多肉質な葉をまっすぐ伸ばす。
1m超の背丈。
ゼラニカ葉に黄色の斑がない。
シルバーがかったダークグリーンの葉。
1m超の背丈。
ハニー小型、背丈約20cm、放射線状の葉。
虎斑のみのゼラニカハニー、斑がないホワイトハニーなどもある
ムーンシャイン薄緑色と緑色の2色の葉。
葉がねじれるように成長する。
40cm背丈
ゴールドフレーム黄色の班と縦班が大きい。
ローレンティーよりも肉厚。
中型サイズ。
マッソニアーナ大きく横幅がある。
1株に1枚~数枚程度しか葉がつかない。
スタッキー葉は真っすぐ棒状に伸びる。
葉に縦の縦溝がある。

お店によっては、1点もののサンスベリアも見つかることがあるんですよ。お気に入りを見つけるのが楽しみですね!

サンスベリアの和名は?

サンセベリアの和名は「千歳蘭(ちとせらん)」です。

虎の尾とは違うの?

千歳とは「千年」を意味していて、「長い年月を生き続けるほど丈夫」という意味も込められています。

「長い年月を生きる」という特徴をもとに「永久」「不滅」という花言葉が生まれました。

サンスベリアが日本に持ち込まれたのは、英名がまだ一般的ではない時代。

江戸時代末期から明治時代にかけて日本に持ち込まれましたが、カタカナでの名前はあまり親しみが持てず、商品名としても魅力に欠けるとされたそうです。

はやりそうな、覚えやすい名前を付けることで、知名度を高めていったのです。

ちとせらん!

サンスベリアが日本で普及した理由

サンスベリアの歴史

主にアフリカの乾燥地域や南アジアが原産地ですが、タンザニアやエチオピアでもよく見られます。

海外のサンスベリアも、日本と同じ品種が多いようです。

海外のインテリアはオシャレに見えますね。

サンスベリアがなぜ日本で広まったのか

日本では明治時代中期に観葉植物として持ち込まれ、観賞用として人気を集めました。

明治15年(1882年)は、オモト(万年青)がブームだったようですので、間違って育てていた人もいるかもしれませんね。

当時は、部屋の中に鉢を置く習慣はなかったそう。昭和初めに、スタンダードなローレンティーが普及したそうです。

サンスベリアをおすすめする人

サンスベリアは、乾燥に強い観葉植物のため、初心者に向いている植物です。

風水では、悪い気を払う効果があるとされ、特に寝室に置くと恋愛運が向上すると言われています。

尖った葉が、魔よけや災難除けの効果があるとも言われ、幸運、健康運、集中力の向上にも寄与するとされています。

サンスベリアはうまく育てると花が咲きますので、チャレンジしてみてください。

まとめ

今回は、サンセベリアとサンスベリアの違いについて解説してきました。

和名が「千歳蘭(ちとせらん)」ですので、花言葉の意味も知ったうえで、和名で呼んでも良いかもしれませんね。

学術的な呼び方に正解はありませんが、日常生活ではまだまだ「サンスベリア」が使われているようです。

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