日本は、地震、台風、豪雨といった自然災害が多い国ですよね。避難場所も災害に応じて異なるため、避難所用と自宅避難用の2種類を用意しておくことが大切です。
私は2024年1月に発生した能登半島地震をきっかけに、もう一度「防災グッズ」を見直すことにしました。
今回は、自宅で避難生活を送るための「自宅避難用の防災グッズ」を紹介します。
わが家の自宅避難用防災グッズの中身とは?
わが家の防災グッズは、3種類に分かれています。
- 日用品
- 食品
- 持ち出し用
日用品と食品は、収納ボックスに入れて備蓄しています。
使っている収納ボックス
耐荷重80㎏あるので、積み重ねはもちろんのこと、椅子の代わりとしても使えます。
重ねられるので便利です!
収納ボックスに入りきらない場合は、無理に詰め込むのではなく追加で購入しましょう。
日用品
災害が発生すると、停電、断水でトイレが使えないなど、日常生活が非常に困難になることが予想されます。
市外から救援物資が届くまで約3日間と言われているので、供給がはじまるまでは自宅の備蓄品に頼るしかありません。
3日間~7日間は生活できるアイテムをそろえました。
食品
災害発生後、救援物資が届くまでには、約3日かかることが一般的です。
災害に備えて最低でも3日分の(できれば1週間分)水や食料を準備しておく必要があると言われています。
1週間分の食料
主食(炭水化物)
- 最低3日分、理想的には1週間分の確保。
- 例: レトルトご飯、カップ麺、パン、乾麺など。
主菜(たんぱく質)
- 缶詰や乾物、レトルト食品などが適切。
水の確保
- 1人あたり1週間で約21リットル(1日3リットルを目安)
米の確保
- 1人あたり1週間で約2キログラム。
汁物や野菜
- インスタントスープ、野菜ジュース、缶詰の野菜など。
お菓子類
- エネルギーバー、ビスケット、ドライフルーツなどのスナック。
紙コップ、割り箸、皿、サランラップなどは、食品用収納ボックスと一緒に備蓄しています。
衛生面を考えるとトイレ用品と一緒に備蓄したくないよね。
持ち出し用
避難時には、持ち運びができる限られた防災グッズしか持って行けません。
持ち出し用は、コンパクトで必要最低限のアイテムを選ぶことが求められます。
よく見かけるのが「リュック」になっているタイプですよね。
防災リュックは、自分で一つずつ選ぶ方法と、既にまとめられたセットを選ぶ2種類があります。
自分のニーズに合わせたい方は、単品の商品がおすすめです。
逆に買い集めるのが面倒な方や、何を選べばよいか分からない方には、セット商品が便利です。
防災リュックの中身は、保存水、食品、携帯ラジオ、簡易トイレ、マスク、紙皿、プラスチックカップ、割りばし、ティッシュ、ラップ、歯ブラシなどが含まれています。
女性の場合は10㎏が目安だよ!
これ以上は重くて持てないね!
【日用品】防災グッズの中身を公開!
ここからは、わが家の防災グッズの中身を公開していきます。すべてそろっているわけではないのでご注意ください。
わが家の防災グッズはこれから増やしていく予定だよ!
わが家の防災グッズアイテム
ラジオ、ヘルメット、ランタン以外は、1つの収納ボックスに収まります!
自転車用のヘルメットも代用できるかもね!
- トイレットペーパー
- ポリ袋
- 簡易トイレ
- うんちパック(犬・猫用)
- 消毒液
- ティッシュペーパー
- 歯ブラシ
- 体拭き
- ウェットティッシュ
- 絆創膏
- マスク
- ナプキン(昼用・夜用)
- ガムテープ
- 歯ブラシ
- カイロ
- 乾電池(単一、単三)
- ゴム手袋
- 爪楊枝
- ペットシーツ
- ラジオ
- ヘルメット
- 懐中電灯(ランタンタイプ・ハンディライト)
- タオル
- 歯磨き粉
- 45リットルのゴミ袋
歯磨き粉と45リットルのごみ袋を入れるの忘れていたよ!
新しく買った物は、簡易トイレ、歯ブラシ、体拭き、ウェットティッシュ、乾電池くらいでしょうか。
ほとんどは家にあったものを自宅避難用にまわしました。
災害グッズをそろえるときは無理のない範囲から始めよう!
今回の自宅避難用防災グッズのポイントは、簡易トイレの数を増やしたことです。
災害時は、トイレが劣悪な環境になるため、真っ先に「トイレ関係」をそろえました。
猫用グッズも備蓄している
日用品なので「フード」は入っていませんが、「ペットシーツ」と「犬・猫用のうんちパック」は備蓄しています。
「犬・猫用のうんちパック」も、糞を処分するだけのごみ袋ですけどね。念のために用意しています。
「ペットシーツ」は、吸水性が良いので、災害用トイレとして活用できるのでおすすめです。
簡易トイレの作り方も簡単に説明しますね。
- ごみ袋(45リットル)2枚
- ペットシーツ(レギュラーサイズ)1枚
- 新聞紙(朝刊1枚程度)
トイレの作り方
- 便器にごみ袋を二重にかぶせ、便座を上げます。
- ペットシーツを吸水面が外にくるように二つ折りにし、便器の中央に設置します。
- ペットシーツの中央に小さなくぼみを作り、排泄物をしっかりキャッチできるようにします。
- ペットシーツの上に新聞紙を置きます。吸水と消臭の効果があり、大便の目隠しも可能です。
- 便座を下ろせば、災害用トイレの完成です。
使用後の処理
- 用を足した後は上のごみ袋だけを取り外し、口を結んで縛ります。
- ビニールの余った部分を反転させて縛ると、二重になり安全です。
災害以外でも介護のときにペットシーツが役に立っていたよ!
生理用品も備蓄している
生理用品は1周期分を備蓄。生理用品は傷の処置や、ガーゼの代わりとしても役に立ちます。
災害時はトイレ環境が劣悪なため、生理が重なると気分も落ち込みますよね。
手洗いができないと思うので、できるだけ手が汚れない生理用品を選んでいます。
ナプキン一択!
- タンポン
- 月経カップ
コスパ重視の方は「ソフィボディフィット」がおすすめです。22個×2パックでお得です。
生理用品は、昼用と夜用を用意しました。私は量が多いので「400」(40cm)を使っていますが、かさばる点がデメリットかもしれません。
ペットシーツと生理用品で場所を取っている感じだね
かぶれやすい人は、「コットンタイプ」のナプキンをおすすめします。
防災グッズで買い足す予定の物
防災グッズで買い足す予定の物をまとめてみました。
- モバイルバッテリー
- 電池式の扇風機
- アルミ毛布
- 寝袋・簡易式のマット
- 軍手
- 猫用リード
- ホイッスル
- カセットコンロは迷う
軍手は買い忘れです!後で購入しておきます!
モバイルバッテリーや電池式の扇風機
車でスマートフォンの充電はできるのですが、念のために用意するべきかなと感じています。
夏に停電があったときは電池式の扇風機があれば、便利ですよね。
逆に冬はアルミ毛布で体温の低下を防げます。自宅用なので着こめば何とかなるかなとは思いますが……。
季節に応じて備蓄するものも異なるので、夏用と冬用でそろえておくべきでしょう。
寝袋・簡易式のマット
寝袋・簡易式のマットは、避難が必要になったとき用なので、防災リュックの中に入れておくと便利なアイテムです。
今回は備蓄用品に重点を置いているため、寝袋はまだ用意していません。
寝袋も種類は豊富ですからね。時間があったときにそろえていこうかなと思っています。
キャンプする人は良いよね
猫用リードやカセットコンロは迷う
猫用リードは迷うところですね。キャリーはすでにありますが、猫を連れての非難は厳しいと感じています。
キャリーに入るだけで大暴れするからね!
避難所に行くようなことがあった場合は、猫を置いていくしかないと思っています。
カセットコンロを迷っている理由は、地震が発生すると余震が続くためです。
台風の停電であれば、カセットコンロは役に立つかもしれませんが、地震の場合は火災の原因にもつながります。
暖をとるための、電池式の石油ストーブもありますが、落ち着くまでは危ないですよね。
ですので「カセットコンロ」は迷っています。
自宅で使っている物を代用できるしね。
災害時の備えに役立つかも?雨水タンクも設置済み
日用品ではありませんが、災害時の備えとして自作で「雨水タンク」も設置しています。
ローリータンクとも言うぜ!!
災害時に断水すると、水を確保するだけで大変ですよね。一家に一台「雨水タンク」があるとおすすめです。
災害時に役に立つ雨水タンク
雨水タンク(別名:雨水貯水槽)は、雨樋(あまどい)に取水器を設置し、雨水を集めて貯蔵するためのタンクです。
地震などの自然災害によって水が供給されない場合や、水道設備が整っていない場所での水の供給に役立つため、防災グッズとしても注目を集めています。
普段は家庭菜園の水やりとして、災害時には生活用水として活用できます。
自治体の助成金を使えばお得に設置できる
多くの市町村では、雨水タンクの設置を促進するために助成金を出しています。
雨水タンクの設置を考えている場合は、お住まいの自治体でどのような支援が受けられるか確認することをおすすめします。
自治体によっては、個人製作でタンクを設置する場合も助成金の対象です。
建物は雨どいがあればOK!
オーバーフロー対策を忘れずに
設置するのは簡単なのですが、大量の雨が降ったときに水があふれるリスクもあります。これをオーバーフローを言います。
タンクの水はこまめに使って、満タンにならないように心がけましょう。
特に、大雨が降る前は、事前にタンクを空にしておくことが大切です。
設置するときは、オーバーフローを防いでくれるタンクもおすすめです。
水があふれないようにオーバーフロー対策済みです。
ホースをつなげただけだけどね…
雨水タンクのメリット・デメリット
雨水タンクについては、メリットだけでなくデメリットも存在します。
両面を詳しく知ることで、雨水タンクが自分の状況やニーズに合っているかどうかをより良く判断できるでしょう。
- 節水に繋がる
- 雨水を使うため環境に優しい
- 水道のない所で水を使える
- 災害時にトイレに使える
- 雨を使用するためお金がかからない
雨水タンクのメリットは、雨水を再利用して水を節約できること、災害時用の水が手に入ること、そして環境にやさしい方法で水を使えることです。
メリットもありますが、デメリットも。
- 飲み水として利用できない
- 雨が降らないと水がたまらない
- 設置する場所が必要になる
- 掃除しないとゴミ、コケ、ボウフラが発生する
- タンクの水が満タンにならないように気をつける
雨水タンクのデメリットとしては、メンテナンスが必要なこと、大量の雨が降った際のオーバーフローのリスク、場所をとるためすべての家庭に適しているわけではないことが挙げられます。
デメリットもありますが、災害時に少しでも使える水があれば安心ですよね。
まとめ
今回は、自宅避難用の防災グッズについて詳しく紹介してきました。
耐荷重80kgで椅子の代わりにもなる収納ボックスに、日用品を備蓄すると良いですよ。
備蓄は家族構成によって異なるので、用途に合わせてそろえていくのがポイントです。
日ごろの備えは大切ですので、少しずつでも良いので備蓄してみてください。