ショーツ型ナプキンとは、ナプキンとショーツが一体化した生理用品のこと。
ナプキンが腰まである全面ガードで、うしろ漏れの不安もなく、多い日や夜用に活躍します。
私の場合、ショーツ型ナプキンを使っても漏れました。
今回は、ソフィのショーツ型ナプキンを使っても、経血が漏れる理由や、対処法について解説します。
- ショーツ型ナプキンの実用性
- モレる原因と対処法
- ニーズに合わせた生理用品の選び方
ソフィのショーツ型ナプキンを選んだ理由
「ソフィ」のショーツ型ナプキンを選んだ理由について、まとめてみました。
日中はソフィのボディフィット
日中はソフィのボディフィット羽つき21cmを愛用しています。理由は2個パックで安いから。1個22枚入りで他のナプキンよりもコスパが良いのです。
1時間に1回のペースで交換するため、吸収量よりも枚数重視で選んでいます。
ボディフィットはある程度の厚みがあり、つけ心地のよさもあります。
つまりソフィのみ!
長年愛用しているメーカーのため購入した
長年、愛用していることもあり、ショーツ型ナプキンもソフィを購入しました。
ソフィショーツ型ナプキン特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
発売日 | 2019年9月4日 |
品名 | 超熟睡ショーツ |
サイズ | S、ML、XL |
素材 | 表面材: ポリエステル、ポリエチレン |
メーカー | ユニ・チャーム |
個数 | 2個入り、5個入り |
使用事項 | 前と後があり、メーカーは1枚での使用を推奨 |
ショーツ型ナプキンは、下着と生理用ナプキンが一体となった製品です。
- 広い吸水面と優れた通気性
- 夜間も快適に過ごせる設計
- 日中の長時間の使用や生理の多い日でも安心
- ショーツに似たデザインでごわつきが少ない
- 柔らかな素材で履き心地が良い
ズレやヨレを心配せずに着用できるため、装着してもモレる心配がない点が大きなメリットです。
ショーツ型ナプキンは「ソフィ」のほかに「ロリエ」からも発売されています。
とにかくモレる不安から解消されたかった
「ソフィ」の公式サイトによると、生理中、2~3回に1回はモレると答えた人は38%。
40cm以上のナプキンを使用していても「夜にモレるのが不安」と答えた人は85%との結果が出ています。
参考元:https://release.nikkei.co.jp/attach_file/0518334_02.jpg
生理中のモレは不安になるよね
生理中の「モレ対策」として「ショーツ型ナプキン」の購入を決めました。
そもそも経血が漏れる原因とは
経血がモレてしまう原因は、どのようなものがあるのでしょうか。
経血漏れは「後ろ漏れ」と「横漏れ」の2種類
経血漏れは2種類あるので、自分がどのタイプなのか把握することも大切です。
後ろ漏れのメカニズムと対処法
- お尻の中央の溝により、ナプキンと臀部の間に隙間ができ、経血がつたい漏れる。
- 対処法:夜用のロングサイズナプキンを使用。後ろ側が幅広いナプキンや、ショーツタイプのナプキンを選ぶ。
横漏れのメカニズムと対処法
- 寝返りなどの動きでナプキンがずれ、横から経血が漏れる。
- 対処法:羽付きのナプキンを使用し、横漏れギャザー付きのナプキンを選ぶ。羽根が隠れるタイプのサニタリーショーツは避けて。
さすがに前からモレるパターンはないのね!
長いナプキンは固定するのが困難
ナプキンが大きいと、正しい位置を合わせるのが困難になって、前や後ろの部分がズレる原因に。
ズレが起こると、体とナプキンの間に隙間ができてしまい、本来ナプキンが防ぐべきモレが起こる可能性があります。
ナプキンが大きいほど、きちんと位置を合わせることが大切ですが、同時に装着も難しくなるため、モレへとつながるようです。
40cmのナプキンは装着するだけで大変だしね。
お尻がモコモコだよね!
ショーツの素材や形が適していない
下着の素材や形状によっては、ナプキンがうまく下着にくっつかないことがあります。
例えば、素材が滑らかすぎるか、デザインが特殊であると、ナプキンがしっかりと固定されません。
また、下着が伸び縮みするタイプだと、ナプキンが体にぴったりとフィットしないことがあります。
たとえ長いナプキンを使っていても、下着が動いたりずれたりすることで、体とナプキンの間に隙間ができてしまうでしょう。
下着の素材や形がナプキンの固定を難しくし、漏れにつながるのです。
ショーツとナプキンの間に隙間ができるため
フィットしていないショーツを使っていたり、ナプキンが正しい位置についていなかったりすると「横モレ」が発生しやすくなります。
以下の点がないかチェック
- 小さいサイズのショーツを履いていないか
- 大きすぎるサイズのショーツを履いていないか
- ナプキンの位置がずれていないか
- 経血量とナプキンの吸収量があっているか
とくに寝ているときは寝返りも多くなります。体にフィットしたショーツやナプキン選びが大切になってくるでしょう。
私も普段は昼用と夜用は使い分ける派。ですが夜用のナプキンを使っても漏れるようになり困っていました。
そこで救世主となってくれたのがソフィのショーツ型ナプキンなんだね!
ショーツ型ナプキンでも漏れる理由
ショーツとナプキンが一体化しているので、ズレもなく使い始めた当初は良かったのですが……
やはり漏れてしまいました!
ショック……
モレてしまった原因はどこにあるのでしょうか。
1回の経血量って知っている?
1回の生理の量とはどのくらいなのでしょうか。
日本産婦人科医会によると、月経量は20~140gとしています
出典:日本産婦人科医会
gだと分かりにくいと思うので「大さじ」で比較しました。
重さ | 分量 |
---|---|
20g | 大さじ1.3杯 |
40g | 大さじ4.4杯 |
60g | 大さじ5杯 |
80g | 大さじ9杯 |
100g | 大さじ11杯 |
120g | 大さじ13.3杯 |
140g | 大さじ15.6杯 |
60gでも大さじ5杯分に相当するので、1回の生理の量って少なく感じますよね?
私なんて1分で大さじ5杯分の経血量があると思っているのですが…
血の塊がポンポンと出てきますからね。
経血量が多く吸収しきれないのが原因
私の場合は、経血量が多すぎて、ショーツ型ナプキンが吸収できる量をこえてしまっているようです。
1回の吸収量は100mlが限界かも。
大さじ6~7杯くらい?
つまり…経血量が多いことや、長時間の着用で漏れが発生してしまうのです。
魔法のナプキンではありませんからね。吸収量にも限度はあります。
余談ですが、私がショーツ型ナプキンを使っても漏れてしまうのは子宮筋腫が原因です。
現在も婦人科に通っていますが、筋腫は半年に1回の経過観察です。
経血量が多く悩んでいる人は、婦人科での診察を推奨します。
ショーツ型ナプキンが悪いわけではなく、私の疾患により対処しきれないのです。
私は22時にショーツ型ナプキンに履き替え、6時に目が覚めると漏れている感じがします。
私は……7時間も持たないという計算。
起きるとショーツ型ナプキンは経血で、ずっしりと重くなっています。
シーツ、パジャマ、お尻も真っ赤。トイレで用を足すと便座まで真っ赤になる始末。漏れた日は、洗濯とシャワーと大変です。
寝るときの体勢が関係しているかも
寝相が悪いとナプキンもズレやすいですよね。生理中の漏れを防ぐために、寝方を工夫してみる方法もあります。
仰向けで真っ直ぐ寝る
- 横漏れが心配な人には、仰向けでまっすぐ寝るのがおすすめです。
- 寝返りを少なくすることで、ナプキンがずれるのを防げます。
横向きに半うつぶせで寝る
- 体を少しねじった横向きの姿勢で寝ると、後ろに漏れるのを防ぎます。
横向きで足をそろえて寝る
- 横向きに寝ると、後ろ漏れを防ぐのに役立ちます。
- 特に後ろ漏れが多い人には、この方法が効果的です。
経血が漏れないようにするために
経血の漏れで悩んでいる人は、以下の組み合わせで対処していくといいでしょう。
おすすめの組み合わせ
- 他のメーカーを使ってみる
- 大人用紙おむつを使用する
- 防水用シーツを敷く
- ペット用シーツを敷く
- タンポンを使用する
- 月経カップを使う
- ムーンパンツを履く
他のメーカーを使ってみる
ショーツ型ナプキンは、ソフィ以外にもロリエから発売されています。
ロリエのショーツ型ナプキンは、腰回りが長いのでフィット感を求める人は、ロリエがおすすめです。
ロリエの特徴
- ナプキンとショーツが一体化:まるごと包んで全方位からのモレを防止。
- 超ロング吸収体:全長48cm以上で、腰までしっかりカバー。
- 夜間の使用に最適:特に心配な夜も、朝まで安心感を提供。
- ぴったりフィット設計:おしりの谷間に密着し、寝返りをしても隙間を作らない。
- ロリエ夜用ナプキン内で最強の吸収力:絶対にモレたくない夜に対応。
大人用紙おむつを使用する
また、経血用ではありませんが「大人用紙おむつ」を利用する方法もあります。
リハビリパンツと呼ばれているおむつです。
私は「ライフリー」の長時間あんしんリハビリパンツを使用しています。
日本だと白をベースにしたおむつがメインですが、海外の場合は、カラフルでおしゃれ。とにかく種類が豊富で、日本も普及してほしいと思っています。
防水用シーツを敷く
ベッドシーツの横漏れが気になる場合は、防水シートや介護用シーツを敷くと安心です。
購入するのが面倒くさい人は、バスタオルでもOK。
大きめのタオルを横にして布団の下に敷き込むようにするといいですよ。
不安な方は、2枚以上のバスタオルを使って、布団を広くカバーすることで、より安心して眠るれるでしょう。
防水シートは洗濯機で洗えないタイプもあるので注意してください。
ペット用シーツを敷く
介護シーツや、バスタオル以外では「ペットシート」もおすすめです。
ナプキンと同様の吸収力があるため、布団やシーツに血液が染み付くのを防いでくれます。
汚れても使い捨てできるところが便利です!
ペットシートは、災害時などにも役に立つので持っておくと便利です。
ケガをしたときの止血、子供用のおむつ、簡易トイレなどに代用できます。
タンポンを使用する
タンポンは4~8時間以内に新しい物を交換するべきと推奨されています。
睡眠時間が長い人は別の方法をおすすめします。
月経カップを使う
最長12時間は使用できる月経カップを使用する方法も。
サイズもS、M、Lと豊富ですが、正しい位置に装着する必要があり、慣れていない人は抵抗があるかもしれません。
タンポンや月経カップは、挿入時や取り外すときに、手が汚れますからね。
月経量が多い人は、トイレ内に手を洗う場所がないと厳しいと思います。
ムーンパンツを履く
台湾発のムーンパンツは、約20mlの水分を吸収できる生理用パンツです。
ナプキンを使用しないで、ムーンパンツだけで経血を吸収させるパンツなんです。
さすがに抵抗あるわ~
抵抗がある方は、ムーンパンツとナプキンと併用してみましょう。
ナプキンをムーンパンツの上に着用することで、ナプキンだけではカバーしきれなかった漏れを防いでくれます。
外泊時や、ホテルなどでシーツを汚したくない場合は、ムーンパンツとナプキンを一緒に使用することをおすすめします。
ナプキンとショーツ型ナプキンを重ねるのはNG
中には夜用と組み合わせることで吸収量がアップするかもしれないと思う人もいるでしょう。
ショーツ型ナプキンだけだと何か不安
メーカーは単独での使用を推奨しています。ナプキンを重ねると隙間があいて漏れやすくなります。
逆に厚みが出てしまい、安定感に欠けたり、蒸れが生じたりするので避けてください。
漏れてしまう原因は、サイズや吸収量の問題ですので、他の方法をおすすめします。
まとめ
ソフィのショーツ型ナプキンを使用しても、経血量が多く漏れてしまいました。
期待していただけに、かなりショックです。
私の場合、子宮筋腫があるため経血量が多いのですが、経過観察のため解決法もなく、漏れは自分で防ぐしかありません。
朝は時間もなく、シーツやパジャマまで漏れていると、洗濯が増えて困りますよね。
ソフィのショーツ型ナプキンは、3~4時間くらいが限界かなと思いました。
日中に使うには良いかもしれません。月経量が多く横漏れで悩んでいる人は、ロリエに変更するか、大人用おむつがいいでしょう。
ムーンパンツもおすすめだよ!
いろいろな方法を試して、自分にあう方法を選んでみてください。